猫町町内会について
(イラスト:iaitokyo様)
猫町町内会とは?
萩原朔太郎の小説「猫町」に登場するどこを見ても猫ばかりの町である “猫町” に
もし町内会組織が存在していてホームページを立ち上げたら、という空想から生まれた組織です。
“猫町” はどこかにあるかもしれないし、どこにもないかもしれない架空の町です。
旅先でふと迷い込んでしまったり、見慣れたいつもの街並みがある晩突然猫町に変わっているかもしれません。
どこにでもあってどこにもない不思議な猫だらけの町 “猫町” の町内会組織を作って活動しよう、というのがこのサイトの目的です。
猫町町内会は何をする組織なの?
猫町町内会の活動目的は大きく分けて目的は三つあります。
① 猫と犬に関するアート展、イベント、作品販売会を行う
これまでギャラリーアートスープが開催してきた取り組みに「いぬとねこ展」というアート作品展があります。
犬猫をモチーフにしたアート、クラフト、ハンドメイド作品の展示会を行い作品の売り上げから寄付を行うという
チャリティーアート展です。2014年から過去7回開催され、4回目以降は展示会収益から4~9万円程度の寄付金を納めています。
2020年に前橋市議会議員にお声がけ頂き、群馬県と前橋市それぞれの行政団体から協力を得て大々的にイベントを行うはず
でしたが、コロナ禍のため残念ながら中止。2021年は感染対策を行いつつWeb企画展やweb通販、紅茶専門店とコラボした
「猫町茶」の販売などを行い現在のところ7万円程度の寄付金を集めており、年末までに10万円を目標に活動中です。
これらの取り組みをギャラリーアートスープから独立して、今後は新しい組織である猫町町内会の主催企画として
開催していきたい考えています。イベント・展示会の他にもう一つ新しい活動が次の②です。
② 猫町に関する創作活動、みんなで作って拡げる「猫町」世界
このサイトを見ている皆様は萩原朔太郎の「猫町」は読まれているでしょうか?
まだの方は青空文庫で公開されているので是非ご一読ください。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/641_21647.html
それから「クトゥルフ神話」や「SCP財団」はご存じでしょうか?
ご存じない方はこちらをご参照ください。
「架空の神話大系・クトゥルー神話はいかにして生まれ、世界に広がったのか?」
https://book.asahi.com/article/13799145
SCP財団 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3
ここまで読んで、我々が何をしたいのかもうお分かりですね。
「どこかにあるかもしれない猫ばかりの町」という “猫町” の設定を活かして、みんなでそれぞれで思い思いに “猫町” の
世界や物語を作りましょう。朔太郎のように小説にしてもよし、イラストや絵画、写真や動画に音楽、マンガや
アニメーションにしてもよし、創作ジャンルは問いません。「猫町」の世界観に沿ったものでさえあれば基本なんでもOK、
みんなで作った猫町作品をどんどんこのサイトに集めていきましょう。
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが基礎を作ったコズミックホラーの世界観や古き神々を沢山のファンが
設定を受け継ぎ物語を書き、それが集まってクトゥルフ神話大系を形作っていったように、
猫町の物語がどんどん拡がり増え続けていったらとても楽しいのでは、そんな思いからこのサイトを作成しました。
ご賛同される方はぜひご一緒に猫町の住人に加わって一緒に町づくりを始めましょう。
みんなで作った様々なジャンルの「猫町神話大系」の世界を描いた作品たちをいずれ同人誌にしたり、
イベントや展示会を開いたりオンライン上でpixivやファンティア等で発表したり。
noteに公開したり、Amazonkindleで公開してもよいかもしれません。
NFTアートとしての販売やVRでの展示会も計画中です。
オリジナルシナリオのTRPGイベントも実はすでにテストプレイを済ませています。
「猫町」を創作ジャンルとして成長させつつ、楽しみながら得られたイベント収益や作品の売上金から少しづつ
③のチャリティーに回して現実世界の犬猫たちに還元していければいいなと思っています。
また、猫町町内会における創作活動は基本的にSCP財団と同様にクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0(CC BY-SA)
ライセンスに近いものを採用しようと考えています。これによりみんなで作り、集めたそれぞれの猫町の世界観や設定、
キャラクターなどをだれでも自由に使用して創作を行い販売して収益を得ることが可能となります。
一つだけ条件として、猫町の創作物から得られた収益から「何か猫や犬に対して良いことをする」を加えたいと思います。
これは寄付金の形でもいいし、ボランティア活動で猫町町内会の取り組みに協力してもよいし、
またはご自分の地域の動物愛護活動に参加してもよいし、各自の自由です。
③ 猫や犬に対して寄付を行うチャリティ活動について
これまで①のアート展やイベント等の取り組みに加えて、②の猫町創作で得た収益からもチャリティの資金として
運用していきます。猫町商店街主催のイベント収益や作品売上から1割~2割程度を寄付金としています。
猫町商店街の取り組みは「楽しみながら長く継続的に行うチャリティ」を目指しています。
イベント開催のためにチラシやポスターをデザインしたり、webを管理更新したり、イベントの会場で受付や
誘導など業務を行ったりその他様々なお仕事をされた方へそのお仕事に応じた分の報酬をお支払いしたり。
作品を販売する作家さんにも売り上げから材料費を回収した上で収益が出るようにしたりなど、
関わる人みんなが無理なく楽しみながら、長く継続した取り組みにできるようにしていきたいと考えています。
寄付先は現在のところ群馬県内で活動している協力団体である、動物愛護推進協会アイリス様と、
前橋市保健所の犬猫ふれあい譲渡会の活動に協力して里親探しや保護活動などに取り組むエンジェライト様の2団体に
寄付金をお渡しして活動費に充てて頂いています。今後さらに寄付先を増やしたり、また群馬県外でイベントや
展示会を開催する際はその各地域で活動に取り組む団体に寄付していけるようにできたらと思います。
なぜ猫町町内会を始めようと思ったのか、これまでの経緯など
「朔太郎の猫町を世界一猫好きの町に!」
というキャッチコピーで群馬県前橋市の中心商店街で猫をテーマにしたマーケットイベントを開いて
イベント収益から犬猫殺処分を防ぐために活動する団体に寄付するチャリティ企画を2019年に考案。
今まで行ってきた犬猫チャリティアート展「いぬとねこ展」をさらに発展させて大きなイベントにしようと計画していました。
前橋市と群馬県にそれぞれ提案したところ県からは「群馬県推奨事業プラン」市からは
「前橋市市民提案型パートナーシップ事業」としてそれぞれ採択されて2020年秋に開催!
・・・という予定だったのですが、皆様ご存じの通り新型コロナウィルス感染症拡大によりあえなく頓挫。
2021年に感染リスクの少ない方向に開催内容を調整して6月に「猫町展」8月の「みんなのいきものずかん」
9月から「猫町茶」の企画を開催し現在7万円程度の寄付金が集まっています。
コロナが収まったら2022年以降に今度こそ元々計画していた形での展示販売会イベントの開催を目指します。
群馬県 「地域・まちなか活性化応援事業」
https://www.pref.gunma.jp/06/g09g_00288.html#ouen4
前橋市 「市民提案型パートナーシップ事業」
https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/shimin/seikatsu/gyomu/3/1/5/17449.html